こんにちは
助産師のりんごです。
最近、よく質問していただくことから、私の考えを書いてみますね。
頭の良いことは?
突然ですが、頭が良い子とはどんな子のことでしょう?
学校のテストができる子?偏差値が高い子?
コミュニケーション能力が高い子?
私が思う頭の良い子とは、想像力が豊かな子だと思っています。
相手の気持ちが想像できたら人の喜ぶことや役に立つことをいっぱい思いつくでしょう。そんな人は、仕事だって、人間関係だって、きっと上手くいくと思います。
未来を想像できたら、これから生きていくうえで自分がやるべきことがわかるでしょう。
もし、失敗しても、コレが自分の未来のために貴重な経験だと想像できれば、また前を向いて進んでいけますね。
どうしたらもっと楽しくなる?
もっと良い方法はないかな?
どうしたらもっと便利?
どうしたらもっと人の役に立つ?
どうしたら自分も相手もハッピー?
想像力とは、創造力なのです。
そこで、子どもの想像力を育むためには親として何ができるか、4つのことを考えてみました。
私が思う「想像力を育むために親ができる4つのこと」
(1)指示や命令、禁止ではなく、質問をする
お子さんにどんな声かけをしていますか?もし、指示や禁止が多いなと思ったら、いくつかを質問に変換してみてはいかがでしょうか?アドバイスしたくなったり、小言を言いたくなるときも、ちょっと深呼吸。
○○ちゃんはどう思う?
○○したらどうなると思う?
○○だったらどんな気持ちになる?
どうしたら良かったと思う?
こんなとき、○○ちゃんならどうする?
きっと、一生懸命考えてこたえてくれるので、なるべく否定せずに、質問を重ねて、聞き上手になってください。親が子どもの想像力の豊かさに感心することもあるでしょう。
小さなお子さんにはたくさん絵本を読んであげるといいと思います。例えば果物の絵本を読んだとします。そこから「このいちごどんな味?食べてみよう!すっぱい?甘い?」「さわってみようか。どんな感じ?」「バナナさん、なんて言ってるの?」とか、絵本の文章を読む以外にもたくさん会話をしてみてください。もう、子どもの想像力が面白くてたまらないですよ。
子どもたちがまだ幼いとき、私は、家事育児の他に、看護学生&助産師学生で、勉強にもたくさんの時間を費やしていました。そして家計が厳しいときは、プラスで、アルバイトもしてました。
子どもと向き合う時間がほとんど無い中で、味方になってくれたのが絵本でした。本にもよりますが、たった5分で子どもとつながることができる素敵なアイテムです。何冊も読んでって言ってくる時もありますが、それでもせいぜい20〜30分くらい。忙しくてもそれぐらいの時間はなんとか確保できました。
子どもが大きくなった今、私より鮮明に子どもたちは絵本の内容を覚えていて、驚きます。助産院の待合室に沢山置いてあるのはその絵本たちです。私の宝物です♡
(2)どんな時も味方で
自分はどんな時も味方でいると伝えてください。大きな安心感は子どもにチャレンジするチカラを与えます。
あまり干渉せずに見守って、考える時間をたっぷり与え、冒険や、失敗もさせてあげましょう。お子さんが、傷ついたり、失敗したときは、大丈夫!って、まずは安心させてあげて、本当にピンチの時は、どうすべきか一緒に考えてあげましょう。もし自分の子どもが人に迷惑をかけたなら親として責任を持って相手に謝罪しましょう。
私がNGだと思うのが、この逆のパターンです。
普段は過干渉。そして、子どもが言うことをきかなかったり、失敗したら「もう、知らない」「恥ずかしい」「勝手にしなさい」「ほら、だから言ったでしょ?」「皆んなはこんなことしないよ」「あなたのやったことだから私は知らない」などと、子どもを突き放してしまうことです。
子どもにとって、大好きなママやパパに突き放されることほど辛いことはありません。失敗を恐れ、チャレンジできなくなります。想像することもやめてしまいます。主体性のない指示待ち人間をつくるのは、親の過干渉と脅しだと私は思っています。
どうして過干渉になったり、脅したりしてしまうのでしょうか?それは子どもを信じるチカラが弱ってるからかもしれません。
もっというと、自分自身を信じられていないときは、子どもを信じられないのです。
そういうときは子どもじゃなくて自分に目を向けます。
自分との約束を守っていますか?自分の気持ちを大切にしていますか?
もし「あ!」って思ったら、小さなことでもいいので、自分自身のために何か行動してください。すると不思議なことに子どもを信じるチカラが蘇ってきますよ。
親が根気強く見守ることと、揺るぎない安心を与えることは、子どもの想像の種を育てる水であり、光。でも、見守るということは親として一番難しいことだと何度も感じました。
(3)必要な栄養をみたしてあげること
成長する子どもにとって栄養を満たしてあげるのはとても重要なことです。
必要な栄養が足りていなかったり、血糖値がスパイク状に乱高下していたり、重金属や化学物質が体に蓄積していたり、腸内細菌層が乱れていると、健康を害するのはもちろんのこと、正常に頭を使うことが難しくなります。想像力どころではありません。イライラしたり、集中できなかったり、クヨクヨしたり、粘り強くできなかったり、人と上手くコミュニケーションが取りにくくなります。
新型栄養失調が問題になっていますが、親がどれだけ食育に向き合うかでその子の未来が大きく変わります。私の様々な経験から栄養学を学ぶことは最高にリターンの高い投資だと思っています。そして、子どもの食育を考えるなら、まず自分の食事をチェックしてみましょう。
(4)親がイキイキと生きていること
まずは、自分が尊敬されるようなカッコイイ大人なのかと自分自身に問う必要があります。
私自身、周期的に悩んだり迷ったりすることがあるのですが、そういうときは私が尊敬している人を思い浮かべて「こんな時あの人ならどうするんだろう?」と考えたり、あるいは直接聞いてみたりします。自分が大好きだと思ってる人は、たくさんヒントを持っています。そうやって、成長していけたらなぁと思っています。
想像していますか?そして、幸せな人生を創造していますか?
自分の成長はそっちのけで、子どもに自分の夢や人生を託したりしてませんか?
大事なのは「子どもに期待すること」ではなく「子どもを信じること」
子どもは自分の所有物ではなく、縁あって社会人になるまで育てさせてもらうんだくらいに思ってちょうどいいのかもしれません。
結局、親として「子どもをどう育てるか」より「自分がどう生きるか」が最も子どもに影響するのではないかと、私は思っています。
って、書いておきながら、私自身は本当に未熟な人間ですから、何が正解なのかなんて正直わかりません。
ただ、これまでの自分の経験の中で、自分が実際に「大切だなぁ」と感じたことは伝えることはできるので、色んなことを振り返りながら書いてみました。
最後まで、読んでくださってありがとうございました!
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