石垣島に集合！
どこまでも続く高い空
コバルトブルーの海
白い砂
さて
誕生日のことを
何から話そうかな？
2023年6月4日
私は50歳になりました。
100年前の寿命が
30歳くらいだったらしいから
当時からすると、私はすごーく
長生きをしていると言うことになる
それだけでも
充分奇跡なのだけど
夫(50歳、横浜在住)
娘(24歳、大阪在住)
息子(22歳、京都在住)
私(50歳、神戸在住)
6月3日
この4人で沖縄県の、石垣島に集合した
岬で夕日が落ちるのを確認し
沖縄の郷土料理を楽しんだ
6月4日、深夜0時
50歳になりたての私と
家族みんなで夜の砂浜にいた
私たちと
まん丸なお月様以外は
誰もいない
心地よい波の音に
耳を傾ける
みんな忙しい日常送っている
でも、今日は
こうして、ここにいる
ここに、家族みんながいる
この幸せは夢だろうか？
そうして始まった
私の誕生日
少し眠い目をこすりながら
早起きをした
少しでも
今の時間を楽しみたい
普段は朝ごはんを食べないのに
超豪華な朝ごはんを満喫
朝風呂にて、大浴場で泳ぐ！
海でも泳ぐ！
プールでも泳ぐ！
夕飯はホテルの
家族で食べる食事は
何を食べてもおいしい！
皆が自然に笑顔になる
お酒も進む
そんな時！！！
ホテルの方が大声で
バースデーソングを歌いながら
ケーキを運んできてくれた
周りのお客さんも
一緒に歌ってくださっている
え？え？えぇ？
状況を把握するため
キョロキョロしながら
私はろうそくの火を消していた
大きな拍手を聴きながら
家族の顔がにじんで見えなくなる
あー
私はなんて幸せなんだろう
結婚して家族を持つって
予想以上に大変だった
どんなに大変でも
リセットボタンはない
スマートな攻略方法も
ショートカットもない
一歩一歩、前に進むしか
道はなかった
でも、過ぎてみれば
予想以上に幸せだった
そんな感情に浸っているときに
「プレゼントがある」と言って
スマホを渡された
そこには1本の動画が用意されていた
夫、娘、息子
それぞれからのメッセージと
結婚してから25年の写真が
音楽と一緒にたくさん！！！
「反抗期に
たくさんママを傷つけてごめんね」
「ずっと味方でいてくれてありがとう」
「世界で1番尊敬してる女性です」
「健康に気遣いしてくれてありがとう」
「生き方に影響受けて
今、面白い人生を生きることができている」
「子育ては任せっぱなしでごめんね
おかげで、子どもたちは立派に育ったよ」
「これからもずっと
あなたはあなたでいてください」
画面がにじんで、うまく見えない
さらに、動画後半には
私のお父さんとお母さんからの
メッセージもあった
もう
点滴のように、涙が流れ落ちて
止まらなくなった
こんな、こんな
出来損ないの妻に、母に、娘に
奇跡をありがとう
私はもう思い残す事は無い
心からそう思えた
夫が優しい口調で問いかける
「これからどういう人生にしたいですか？」
声が詰まって、うまく話せない。
涙も鼻水もズルズルになりながら
声を絞り出す
『私は、今まで
必死で生きてきて
後悔はないんだけど
でも、余裕もなくて
家族のこういった時間は
少なかったと思う
もっといっぱいお話を
聞いてあげればよかったなぁとか
あの時
そばにいてあげられたらよかったなぁとか
今でも、思うことがあって
こんな私でごめんなさいって
いつもどこかで思っている
なのに、こんな風に
みんなの気持ちを伝えてくれて
とても幸せに思うよ
ようやく、時間にも
余裕を持つことができ始めて
今更だけど、楽しい思い出を
増やせていけばいいなと思う
で、
これから、先の人生も
かっこいいママを目指して
人の役に立つことをして
生きていきたい』
嗚咽が邪魔して
この言葉を話すのに
ずいぶん時間がかかった
「もう！なんでそんなに泣いてるの？」
「ほんまに〜！笑」
茶化している子どもたちの目からも
涙が溢れていた
これまで
出口の見えないトンネルに
いるような気持ちになったことも
1度や2度ではない
でも
歩みを止めなければ
必ず次の景色を待っている
これからも、きっと
それの繰り返しなんだろう
人生とは
そういうもの
私は
2023年6月4日
石垣島の自然の中で
愛する家族とともに
奇跡の誕生日を迎えた
そのことを
10年前、20年前、30年前の私に
タイムスリップして
教えてあげたい！！！
「大丈夫！自分を信じて！！！」って
そして
たくさんの人に
ありがとうを伝えたいです
本当にありがとうございます
↓フォトギャラリーもあります♡
水着を着るために少し減量しました〜笑
フォトギャラリー＠石垣島
（バカ親です）
愛する家族と石垣島で迎えた誕生日は奇跡の日
