息子へ。私からの長い手紙。
先日は、あなたの高校の卒業式でしたね。去年のお姉ちゃんに続き、とうとうあなたの高校生活も終わりを遂げました。
私は、とりあえず子どもたち2人が高校を卒業するまでは親としての役目を果たしたい!だから元気でいたい!という気持ちでここまで来たので、なんか、少しだけ肩の荷がおりました。
でも、そんななかで、まだひとつだけ気がかりなことがありました。それが今日、3月10日、あなたの大学受験の結果発表でした。
ここからは、あなたの高校生活や大学受験で感じたこと、私があなたから学んだことを振り返りながら、あなたへの手紙として書き残しておきたいと思います。
欠席だらけの1年生
憧れの県立長田高校に入学したあなたでしたが、1年生のときは学校を休みがちでした。休んだ日は一日中寝ていたり、時々は一人で旅に出たりしました。休みすぎてついに「次、学校を欠席されましたら学年主任とお宅へ伺います」と担任の先生から連絡がありました。
「学校、楽しくないん?」とあなたにきくと「学校は楽しいし、好きやで。大丈夫。留年せんし、2年になったらちゃんと学校もいこうと思ってる」と言いました。「ふーん。そっか。わかった」そして、あなたはなんとか2年生になることができました。いまだに何故あんなに1年生のときに学校を休んだのか理由はわからないままです。
部活に明け暮れた2年生
宣言していた通り、あなたは学校を休まなくなりました。そして部活にも専念しました。
陸上部のあなたはみるみるうちに筋肉ムキムキになり、食欲旺盛、プロテインも毎日欠かさず飲んでいました。夏休み前の懇談会で担任の先生に「最近めっちゃ部活頑張ってるやん」と褒めてもらいましたね。「家でもプロテインとか飲んで筋トレしているんです!」と私が先生に嬉しそうに言うと、あなたの口から驚愕の事実を告げられ、先生と私は驚きました。
「鍛えてるのは部活のためとちゃうで。もうすぐみんなでBBQするから、そこで、水着になった時にカッコイイ身体の方がいいやろ?」と。
なんということでしょう!!!私はてっきり部活のために筋トレをしてると思ってたので、カッコよさを追求していたあなたに、むしろ感動したのを覚えています(笑)
進路について
あなたは小学生の時から「将来は社長になるねん〜」って無邪気な笑顔で話していました。
欠席だらけの1年生のときは、当時の第1志望大学は「かなり厳しいからもっともっと頑張らなあかん」と先生から言われていました。でも、2年生では部活と同時に勉強にも集中していきましたね。高校生活がやっと軌道に乗ってきたんだなと、そばで見ていて感じました。
学校の授業が終わると、部活動。その後は自習室に移動して勉強。終バスで家に帰ってきたらクタクタで、ご飯を食べたらバタンキュウという生活でした。でも毎日とても楽しそうでした。男子にしては珍しくおしゃべりなあなたは、学校であったことや、日々感じていることなどをよく話してくれました。
お姉ちゃんとも仲が良く、大雨で警報が出て休校になっていたときに、仕事中の私の目を盗んで、ふたりでこっそり近所のカラオケに行ったりしてましたね。(←あかんやつ)
充実した毎日の中で2年生が終わる頃には第1志望のK大学は合格圏内になりました。奇跡的な展開でした。
3年生、いよいよ部活動も夏休みまでとなりました。最後の大会で念願の自己新記録を更新することができました。帰ってきてその話をするあなたの顔はとてもイキイキしていましたよ。
大学進学を希望するあなたは、部活を引退したらいよいよ受験の本番です。私はてっきり第1志望の大学を受験すると思っていました。
でも、いきなりあなたは「○○大学を目指す」と今までに言ってなかった大学名を出してきました。私は驚きすぎて鼻血が吹き出すかと思いました。冗談を言っているのかと思いましたが、あなたは大真面目でした。
2年生の頑張りで、当時の模試では第一志望だったK大学や、O大学は「A」判定で、しっかりと合格圏内に入っていましたが、突然現れた○○大学は「E」判定。合格の可能性はかなり低いレベルです。秋が来て冬になったら受験です。残された時間は十分にはありません。ここから、どう勉強をしたら現在「E」判定の○○大学を受験することができるのか!?
息子へ(5)へ続きます
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