育児相談

有害重金属(有害ミネラル)の種類と人体に入るルート

こんにちは
助産師のりんごです。

重金属のお話は、特に子育てをするママには知っておいて欲しいので、今回取り上げますね。

世の中の殆どの病気は、事故みたいな天災ではなく「何かの結果」なのです。癌も糖尿病も認知症も原因がある。アトピーやアレルギーや学習障害も、不妊も生理痛もPMSも、その「原因」による「結果」なのです。

また、なんかしんどい、なんかイライラする、なんか落ち着かない、なんか眠れない、なんか風邪をひきやすいなど「なんか」にも原因があります。

原因になるものは、新型栄養失調、生活習慣、ストレス、環境ホルモン、腸の汚れ、体内に起こる慢性炎症、血糖値の乱高下、たくさんありすぎて挙げるとキリがないほどですが、今回とりあげている、重金属もそのひとつです。

何か原因がある限りは、対症療法で一時的に症状を押さえても、また出てきちゃいます。だから原因に目を向けることが大切なのです。重金属も不調の可能性のひとつなので、みていきましょうね。

水銀

頭痛、吐気、倦怠感、難聴、うつ症状、アトピー性皮膚炎、アレルギー疾患、代謝異常による肥満、中枢神経障害、記憶認知障害、消化機能障害、心疾患、生殖器系障害、甲状腺機能異常、視覚障害などの原因になります。環境ホルモンに指定されています。

◉ルート
土や、工場の汚水等から海に流れ込み、雨や霧として振ることで地球を循環しています。その過程で、水中のバクテリアが向野の水銀から有害物質であるメチル水銀をつくります。それをプランクトンが食べて、次の小魚がプランクトンを食べ、マグロなどの大きな魚に最終的に食べられてしまいます。厚生労働省では妊活中や妊婦さんに向けてお魚を食べるときの種類や量について、お腹の赤ちゃんに影響を及ぼすことを予防するため注意を呼びかけています。

その他には歯科の詰め物(アマルガム)、殺菌剤、抗菌剤、予防接種のワクチンの防腐剤として、柔軟剤、お茶の葉など。

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カドミウム

イタイイタイ病の原因で有名ですね。毒性が強く排出には何ヶ月もかかります。脱毛や貧血、食欲不振、倦怠感、神経過敏、血圧上昇など。代謝機能を落として肥満の原因にもなります。カドミウムは環境ホルモンにも指定されています。不妊や流産の原因にもなります。

◉ルート
最も入りやすいルートはお米や小麦などの穀物類。あと魚介類にも含まれます。その他、タバコの煙、排気ガスなど。鉄が不足しているとカドミウムは吸収されやすくなります。ただ、日本人女性のほとんどが鉄不足と言われています。鉄は体にとって重要な働きをたくさん担っていて、不足することのデメリットは計り知れないので、意識してとりましょう。お子さんの離乳食にも鉄分は必須です。

鉛は腎臓に蓄積されやすく、ヘモグロビンの合成を阻害し、貧血になりやすくなります。その他、イライラ、おちつきがない、気持ちが不安定になりやすい、学習障害、知能低下、免疫機能低下、ホルモン分泌低下など。男性の場合は精索静脈瘤の原因となります。原因不明の男性不妊は鉛の蓄積との関係もみたほうが良さそうです。環境ホルモンに指定されています。

◉ルート
水道水。水道管は鉛を使っています。鉛の害が認知され厚労省でも対策がなされています(厚生労働省ホームページの資料はこちら)

妊婦さんや乳幼児への影響は大きいので、出来るだけミルクを作る水や、飲み水、料理に使うものは浄水器を通すか、浄水されたものを購入したほうが良いと考えています。また鉛は毛染め剤などに入っていますので、特に、妊活中や妊娠中の方は毛染めは控えた方が良さそうです。あとはアクセサリーや化粧品などです。

ヒ素

ヒ素は体に蓄積すると中枢神経に悪影響を及ぼします。疲労感、倦怠感、手足の冷え、痺れ、偏頭痛、慢性的な眠気、めまいなど。ホルモン障害や、皮膚硬化症、色素沈着の原因にもなります。そんなにそんなに日光に当たっていないのにシミができやすい人は注意です。

◉ルート
農薬、除草剤、塗料、防腐剤、防カビ剤、ヘナなどです。農薬に入っているので、私たちの生活の中では野菜や米などから食事として入ってくることが多いと言えます。

アルミニウム

アメリカで調べた報告書によればアルツハイマー病で亡くなった方の脳神経細胞には、通常の4倍ものアルミニウムが蓄積されていたと言われ、認知症の原因のひとつとして注目されています。そのほか、胃腸障害、痙攣、筋肉痛、食欲不振、物忘れ、集中力低下、必須ミネラルの吸収力低下など。

◉ルート
アルミ缶の飲み物には1PPMのアルミニウムが、アルミ鍋に入って売られているうどんや一人鍋には50PPMのアルミニウムが溶け出ています。ベーキングパウダーもアルミニウムが使われています。歯磨き粉にも入っている場合があります。

おわりに

私たちが現代社会で生きていく中で、これらの有害な重金属や、環境ホルモンなど、全く避けることは不可能です。健康への被害は量とタイミングが要になるので、神経質になり過ぎて「水道水は一滴も口にしない」とか「予防接種は一切受けない」とか「米は食べない」というのは極端な話です。パニックになって極端にならないために知識が必要です。まずは、知ることから。

できる限り農薬の少ない野菜を買うとか、水道に浄水器をつけるとか、アルミの鍋をやめるとか、工夫が可能なものに関しては工夫できればいいですね。また予防接種の防腐剤に使われる水銀の種類は体に安全性のあるものを使用しているといわれています。

こういったものが蓄積しにくい体の環境づくりも大切です。定期的にデトックスする方法もあります。重金属との付き合い方について、また次の機会に書きますね。

参考

「発達障害の子どもが変わる食事」
ジェリー・マシューズ

「腸の力であなたは変わる」
[著]ディビッド・パールマター(医学博士)、[訳]白澤卓二(医学博士)

「公認妊活マイスター検定教科書」
一般財団法人内面美容医学財団

「ファスティングアドバイザー教科書」
一般財団法人内面びよう医学財団

厚生労働省ホームページ

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