息子へ(4)の続きです
有言実行
突拍子もない宣言をしたこの頃から、あなたは勉強漬けになりました。朝は5時半に起きて6時過ぎには家を出て、まだ誰も来ていない学校で勉強をしていました。学校の授業が終わると塾の自習室で勉強。終バスで家に帰ると、夕飯の後また勉強。24時就寝。
私は何も手伝うこともできないので、出来るだけ栄養のある料理をせっせと作るだけでした。
↑息子の朝ごはん
↑受験生を1人残して父と母は結婚20周年のセブ島旅行に出かけました♡もう一回ウエディングドレスを着てウハウハの写真。自由な両親でゴメンなさい。
パンツとUSJ
その頃、学校遠足でUSJにいくことになっていました。楽しみで仕方がないあなたは、前日から友達の家にお泊まりをして遠足の計画を練っていくんだと言っていました。リビングルームで楽しそうに荷造りをするあなたの持ち物がチラッと目に入ったとき、私は自分の目を疑いました。そして「なんでパンツ3枚も持ていくん?」と突っ込みました。「え?念のためやん」という、あなたの間抜けな笑顔が忘れられません。男子って何歳になってもアホなところがありますね。
USJから帰ってきたあなたは「めっちゃ楽しかったわ〜」と満足極まりない顔でした。絶叫マシーンに乗り、パンツを濡らさんかったかはあえて聞きませんでした。勉強の合間に楽しい息抜きが出来て良かったね。
↑楽しいことが大好き!
センター試験
USJのあとは、さらに勉強に集中して、いよいよセンター試験です。ずっと頑張っている姿を近くで見てきた私は、祈らずにはいられませんでした。あなたはセンター試験を無事に終えて帰宅。解答速報を見ながら答えあわせをしているあなたを横目でチラチラみながら、私は夕飯の後片付けをしていました。
「よし!9割とれた!!!」「それって、いいの?あかんの?○○大学受験できるの??」「とりあえず○○大学は受けれられる」「良かったなぁ!」大学受験の仕組みをいまいち把握できていない私と、息子の、噛み合わないズレズレの会話が暮れゆく空の下でおこなわれていました。
↑一成小学1年生になる頃!可愛かった♡
おとずれた迷い
人は迷う生き物です。当然。人間だもの。センター試験を受けたあと、あなたに選択を迫られることが2点ありました。
ひとつめは、私立大学に願書を出すかどうか。いわゆる滑りどめというやつです。これに関しては願書を出さないことにしました。これで意味するのは、○○大学に受からなかったら浪人生ということです。
あとは、以前に志望していた大学に受験を変えるかどうかでした。センター試験の結果から、○○大学ではなく、以前の第一志望の大学に変更すれば、ほぼ合格であろうとのこと。○○大学にチャレンジしたいけど、できれば浪人はしたくない。心が揺れます。
親としても、複雑な気持ちでした。あなたの父とも、あなたにとってどうすることがベターなのか夜な夜な相談し合いました。
息子へ(6)へ続きます
た。
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