りんごの思想

【川柳】アホすぎるメールの最後「祈ってる」

アホすぎるメールの最後「祈ってる」

【りんごのうた・川柳】

1日のうち、嬉しいことも、楽しいこともワクワクすることも、たくさんある。だけども、悲しくて切ないこともある。笑って泣いて笑って泣いて…。相変わらず毎日忙しい。

最近、母のことで胸がギューっと痛くなることが多い。具合が良くなって喜んでは、また悪くなるの繰り返しで、その度に悲しくなってしまう。ICUで、もう1ヶ月半以上になる。母は人工呼吸器をはじめとする様々な機器に助けられ、毎日を過ごしている。

母には小さい時からお願いばかりしていた。「ご飯作って」「これ、洗濯しといて」結婚してからも「子ども達を預かって」「特売のタマゴを買っといて」いつだって母は「はーい」ってお願いをきいてくれた。今、私が母にお願いしたいのは、ただひとつ。いつまでもお願いばかりの娘でごめんね…。

私の負の感情を優しく包んでくれるメールが届く。そこには毎回どうしようもなくアホなことが書いてある。つい感情的になって必要以上に負の方へ引っ張られそうになる私を、よいしょ!と元へ戻してくれる。「ほんまに、よくこんなにアホなことばっかり考えられるよなー」って、気が付けばニッコリしている。私のコンディションがどうであれ、いつも通りでいてくれる優しさ。

そんなメールの文末には、ちょっと控えめに「毎朝、毎晩、祈ってるよ」って書いてある。ありがとう。ありがとう。

今日もこの空には、様々な方の様々な祈りが飛び交ってるのかなぁ。