今日は国際フォーラムのため
神戸市看護大学へ行ってきた。
フランスの産科医師
ミシェル・オダンの話を聞いたよ
この方は、自然出産のパイオニア
とても興味深い内容だった
最先端の生理学が
お産に必要な事を教えてくれていると。
その内容は、驚くほどシンプル
とにかく、
オキシトシンを中心とする
お産に必要とするホルモンたちの
分泌を妨げない事!
これらは、愛情ホルモンとも呼ばれ
育児にも大きな影響を与えるんだよ
じゃ、どうしたらいいのか?
それは
これらと拮抗する
アドレナリンを出させない事
お産は無意識的プロセス
簡単に言うと本能的
他の動物たちに比べて
大脳が発達している人間は
ちょっと不利
だから、意識的に
大脳をお休みしてもらうように
仕向けないといけない
これこそが、
私たち、助産師のお仕事(≧∇≦)b
具体的な条件は
【保護されている事】
これは、安全だと感じる事ができ
あたたかい場所だそう
うん、納得。
【沈黙を守ること】
まず、大脳を休ませるには
言語をできるだけ使わない事!
そう、沈黙がとても大事~(^^)
子宮口何センチというのもいけないし
質問も避けた方が良いと。
例えで・・・
あなたがパートナーと
性生活を行っている最中
「今日の晩御飯何にする?」
って聞かれたらどうかってf^_^;)
一気に本能モードから大脳モード
だわな┗(;´Д`)┛
なるほど~って思ったよ(^∇^)
ミシェル・オダン曰く
外国に比べ日本の助産師は
沈黙の大切さを理解していると
とっても褒めてくれてました!
へぇ~!!!
まあ、助産師の学校でどんだけ
「助産師は黒子だ」
って教えられてきたか~
でも、これは簡単な様で
なかなか難しい!!
そういえば、尊敬する先輩の
お産介助は、とても静かで
その空間にすーっと溶け込んでる
「助産師さんがいなかったら
私、お産が出来てませんでした~
なんて言われているうちは
半人前だよ」
と先輩に教えてもらったりもした!
奥が深いよぉ
【光を遮ること】
光は大脳皮質を活発にしてしまう(^^;;
薄暗いのがちょうどいい
【見られていると感じさせない事】
見られているという意識はとにかく大脳を活性化させるのだそう
アドレナリンいっぱい出る~
これらをまとめて
ミシェル・オダンは助産師に対し
「安全で、薄暗い、そしてあたたかい部屋の隅っこで、母の様な気持ちで、なにげに編み物なんかをしながら付き添うのだ」と。
それが、産婦さんの本来持っている
力を最大限に発揮させ
安産に導く方法\(^o^)/
(もちろん、プロとしては常に現状が正常なのか異常なのかの判断をしっかりとして、その時に応じた対処ができる事が必要なのはいうまでもありませんが^^;)
最先端の生理学が教えてくれた事は
あまりにもシンプル
だけど、重要な事!!!
勉強になりました~
やはり、流れが本質へ向かっている
そう感じました(≧∇≦)
(おまけ)
今回はでてきませんでしたが、
私は、産婦さんの潜在意識も
かなりお産には影響するだろうと
思っています
だから、
普段は本人すらも見えてない
心のしこりを認識して
必要に応じて癒すという事が
かなりの人において重要と
密かに感じています
これは、育児に関しても
言える事だと思っています(^^)
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