りんごの家族

息子に優しく説教される母

昨晩の子どもとの会話ですが、おーーー!!!なるほどなぁと思ったので、書き留めておこうと思います。


↑生まれたての息子♡

感動したらジャージを買って♡

先日、高校3年生の息子が校内の定期テストで2教科が学年1位になりました。息子はその成績表を私に見せて「感動したら新しいジャージを買って♡」といいました。相変わらずちゃっかりしてるなぁ〜って思ったけど、素直にすごいなぁって思ったので、ご褒美をあげたくなりました。

前から新しいジャージが欲しいって聞いていたので、この件がなくても買ってあげてたとは思うのですが、こういうやりとりがあると、あげる方も、もらう方も、なんか嬉しくなっちゃいますよね。これはあの時に買ってもらったジャージだってエピソードが残るし。

で、その後に事件は起こります。

行動しとるんかい?

「一成はこうやってご褒美がもらえるからいいなぁ〜。私は筋トレ頑張ってても誰もご褒美をくれないもんなぁ〜」って、うっかり言っちゃったんです。すると…

息子

「もし、ご褒美が欲しいとホンマに思ったんなら、誰かに交渉するなり、ご褒美をもらうための行動を起こしたん?」

「いや、何も…(汗)」

息子

「そしたら、それは誰にももらえないんじゃなくて、もらえる可能性はあるのに、自分が気持ちを表明したり、行動してないだけということにならへん?」

「確かにその通り…」

息子

「誰にでもご褒美をもらう権利があるとして、権利を保有しているということと、権利を行使するのは、まったく違うねんで。自分は権利を持っているから向こうから何かやってくれるべきと思うのは怠慢。その権利をちゃんと使うためのアクションを自分でしないと。気持ちを表に出さな自分が何を望んでいるかなんて他人にはわからんよ。それを怠って、誰もやってくれへんとか、わかってくれへんとか、拗ねた考えを持つのはちゃうやん?アクションを起こしたら、もしかしたらご褒美をあげたいっていう人がいるかもしらんやん?」

「一成いいこと言うなぁ…」

息子

「じゃあ、ちゃんと行動するように!」

「ほんなら、体脂肪率が目標値になったら一成にご褒美もらいたいなぁ〜」

息子

「あはは。何がいいの?笑」

「きゃ!何にしよう♡」


↑高校生の息子

確かにそう。息子は行動を起こしてる。気持ちを伝えてしっかりと交渉している。もしかしたら申し出を断られてガッカリするかもしれないというリスクもとりながら、行動している。

自分の気持ちや考えを伝えることも、交渉して断られるかもしれないことも、場合によっては、ちょっと怖いし、勇気がいります。でも引っ込めてしまうと願いが叶う可能性は低くなりますね。

結局、息子は新しいジャージをゲットしたんだけど、息子の願いが叶ったのは息子がラッキーだったわけではなく、息子の行動に対する結果だということなんですね。交渉して人の心を動かしたんだから。

通知表オール5のウラ話

息子のなかなか面白いお話。中学のとき息子からこんな交渉をしてきたんです。「通知表の[5]ひとつにつき、ご褒美が欲しい」

私はあまり成績とか点数に興味がないので断りました。でも、うちの夫はオモシロイ!と思ったらしく、息子の交渉に応じました。[5]ひとつにつき3000円という約束を交わしました。

息子は、学研で培った自学自習のチカラと、ご褒美のチカラで、このような成績をとってきます。ですので親は学期末ごとに結構な出費をすることになりました。9教科全部[5]のときは27000円を息子にあげることに!!!

でも、夫に言わせると「塾に行かせるより安くつくやん」だった。たしかに。塾がいくらかかるのかわからないけど、バカにならんと聞くし。

そのお金で、息子は服を買ったり、本や参考書を買ったり、友達と遊びに行ったりしてました。使い道はもちろん自由です。基本のおこずかいは毎月3000円あげていました。息子に臨時収入があったおかげで、おこずかいが足りなくなって余分にせびられることなく、結果、全てが上手くいったんです。

そもそも息子は勉強が好きみたいだから、きっと、ご褒美がなくても勉強してるんだろうけど、こういう楽しみがあればもっとワクワクして勉強できるもんね!

そして自分以外の人を巻き込んで、一緒の方向を向いて、皆で達成の喜びをシェアすることができる。

アクションします

というわけで。

私は自分の健康とプロポーション改善のためにトレーニングをしています。体脂肪率20%を目指しています。目標達成を一緒に喜んでくださる方がいたら、ものすごく嬉しいです!そして目標達成したら焼鳥をご馳走してくださる優しい方がいらっしゃれば、やる気が100倍になります(笑)どうかよろしくお願いします!!!

よし!息子よ、これでええか?
実際に言ってみるって結構勇気がいるもんやなぁ。