りんごの思想

命を感じるプレ親体験学習交流会

転校少女から地元の人間に

2歳までは神奈川県、小学校2年生までは兵庫県尼崎市、小学校6年までは兵庫県姫路市。小学校卒業と同時に神戸に引っ越して来ました。神戸市立塩屋中学校に入学し「神戸の子ってどんなだろう?」ってドキドキしたのを覚えています。それからずっと神戸なのでもう30年近くになるのかなぁ。時は経ち、自分の子どもたちも私と同じ中学で過ごしました。私は空と海と山が毎日色んな表情をする、この街が大好きです。

ジェームス山が秋から冬の表情になってきました。この写真の中に私がいます。さて、どこにいるでしょうか?笑

プレ親体験学習交流会

母校である塩屋中学校。3年生の生徒さんを対象に、今年もプレ親学習の授業に参加させていただきました。地域のお母さんと子どもちゃん達の交流、赤ちゃん人形を使ってオムツ替えなどのお世話体験、妊婦ジャケットを装着し、妊婦さん体験。そして実際の妊婦さんにお越しいただき、中学生の質問に答えていただきました。私は妊婦さんとの交流のブースのお手伝いをしました。

お腹の赤ちゃんが喜んでるのってどんなとき?

そんな質問や、「つわりってどんな感じ?」「食べ物はどんなものを食べてるの?」「普段の生活でしんどいと感じることは?」「鼻からスイカって本当?」など色々…。実際の妊婦さんのお話を聞いて笑ったり、うなずいたり、へぇーーーーっていう顔をしたり、生徒さんの表情の豊かなこと。

命の音

そしてドップラーという機械を妊婦さんのお腹に当てて、お腹の中にいる赤ちゃんの心音を聞いてもらいました。「トン、トン、トン、トン」生徒さんたちから溢れる、わぁぁぁーーーっていう表情。引き込まれるように聞いていました。

お腹が大きくても、実際その中に赤ちゃんがいる、生きている、ということはなかなか想像しにくいもの。でも、その音を聞くと「命」を感じることができる。そこになんの説明もいりません。生徒さんはしっかりと命を感じてくれたと思います。

「元気に生まれてきてね!」

そのあと、生徒さん全員、妊婦さんのお腹に触れさせていただきました。おそるおそる手を伸ばして…お腹にそっと触れて…。「うわぁ〜」って驚いたり、照れくさかったり。でもみんな、とっても優しい表情に。中には目をウルウルさせてた子もいました。「元気に生まれてきてね」とお腹に話しかけたり、妊婦さんにも「頑張ってください!」「安産で生まれますように」って話しかけていました。その風景をみてるとジーンとしちゃいました。

それでもオカンはいく!

縁あってこの企画に参加させていただくのは今年で3回目。中学3年生を対象にしていますので、去年は娘が、今年は息子がいる中での授業でした。当日、朝ごはんを食べながら息子が「なぁ、今日学校に来るん?」ときいてきたので「はい!行かせていただきますとも〜」「ふーん」という息子の嫌そうな顔。まあ、中学生はオカンが来ると恥ずかしいものなんでしょうね。気持ちはわかります(笑)生徒さんとすれ違ったあと「さっきの、いっせいのオカンやで」ってめっちゃ言われたもん(笑)

これからも、ずっと

もう息子も中学を卒業するので、本来なら中学との関わりは薄れていきます。でも、地域の助産師としてこの縁を大切に、多感でピュアな中学生にこれからもずっと命を伝えるお手伝いができたら嬉しいなぁと思います。

りんご助産院のお母さん方も、子どもちゃん連れでたくさん来てくださってました!ありがとうございます。ボランティアスタッフの皆様、PTAの皆様、そしてこの縁をつないでくださっている保育士の高田さん、ありがとうございます。
去年のプレ親のブログはこんなのでした。読み返すと、うん、似てる‼︎