りんごの思想

【短歌】しっかりとしなきゃをほどく優しい手 ばけつとあみを持ってお迎え

しっかりとしなきゃをほどく 優しい手 ばけつとあみをもってお迎え

【りんごのうた・短歌】

赤ちゃんみたいに「あーん!あん!」って。2歳児みたいに「いやー!いやー!」って。

大人も、あんな風に気持ちを全身で表現出来たら鬱なんてなくなるんじゃないかと思う。知らないうちに泣き方を忘れて、自分の気持ちを閉じ込めようとする。

ずっと緊張が続いていた。緩めたらなにかがあふれそうで。それはアカン!しっかりとしなきゃ!と思った。そんなこと、だれにも頼まれてないのにね。

そんな私のガチガチをほどいてくれた温かい手。絡まってくしゃくしゃになったネックレスをほどくみたいに、優しく、丁寧に…

「あーん、あん!」

なみだの海を魚になって泳いでみた。するとやっぱり、泳ぎ疲れる頃には、その手にばけつとあみをもって迎えに来てくれるんだね!

ありがとう。ありがとう。

↑何百回と読んだ大好きな絵本