りんごの思想

青い空と、あの日の感謝の気持ちと

青い空と青い海

青い空!青い海!夏本番って感じですね。なんか、今、ふっと思い出したことがあるので、書いておこうと思いました。

夏休みをどう乗り切るか?

子どもたちが小学生低学年の夏休み。私は仕事や学生生活でかなり忙しくしていました。夏休みの子どもの時間をどうしたら良いのか、毎年悩むところでした。解放プールはもちろん全部参加。それでも時間をもてあます。その時お世話になったのがキャンプです。夏休み前に学校からチラシをもらうアレ。NPOが主催しているもので、引率してもらって1週間くらい自然の中へ。このキャンプ、まあまあワイルドな感じで「お風呂はありません。2日に1回くらい川で身体を流します」みたいな(笑)1回の夏休みの間にそういうのに2回くらい行かせることもありました。

母の大失敗

キャンプ出発日、集合場所へ車で送っていきます。私は、荷造りの準備を手伝うこともなかったので「キミたち忘れ物ない???」「うん!」「ホンマに?」冗談ぽく言いながら、信号待ちのときに何気なく資料に目を通します。すると!!!持ち物の欄に「お弁当」の文字が。見てなかった。「わーーー!お弁当いるんやったんやーーー!」私は車の中で大慌て。コレは私のミスだ。もう、お母さん失格や。一瞬で自分への責めが始まりました。「えーー!どうするんよ〜」とか「最悪〜!」くらいの反応が返ってきてもおかしくないと思うのですが、この時、子どもたちから出てきた言葉はこうでした。

どんだけプラス思考やねん!

「あーーー!良かったーーー♡今、気付いていてホンマに良かったなぁ。今やったらどっかで食べるもの買えるやん!」子どもたちは「良かったなぁ!」「うん!良かった!」「どこで買う〜?」って、ふたりで顔を見合わせて無邪気に笑っていました。なんてプラス思考なんや!

もう、なんだか、子ども達に色んな意味で感謝が溢れて、泣いてしまいました。子どもから学ぶことはいっぱいです。この時の私は助産師になるため、勉強やレポートに明け暮れる日々。まったく余裕のないこんな母親に何かあたたかいものを注ぎ込んでくれるようでした。

その時の空も、今日みたいに真っ青だったなぁ。思い出したら、ちょっと胸がキュンとします。