先日、こんな記事を書きました。母乳が出ない体質の人はほとんどいない。1人目ちゃんは混合から完全ミルク。2人目ちゃん完全母乳。こんな例もあると。本来の母乳育児は楽チン!!!経験したらわかるこの楽チンさを多くの方に受け取ってほしいなぁと思います。
母乳が出ないって思っていたのに奇跡が???原因があるなら解決方法があるっていうこと
この後に、実際にこの経験をされたママが体験談を書いてくれました。悩みを解決されたママは、それを今現在悩んでる人に教えてあげたいって思ってくださいます。育児で忙しくされてるのに、知らない誰かに向けて「悩んでいる人に届きますように!みんなが楽しい子育てができるように!」と想いをカタチにしてくださいました。
私はそういう目に見えない愛の循環が素敵だなぁと思います。りんご助産院のママたちによる素敵な循環です。お写真の掲載も「ぜひ使ってください!」と快くオッケーしてくださいます。それはすごく意味のあることです。ご自分の発言に責任を持ってくださているのです。そして信頼関係。
私自身も、顔も住んでるところも連絡先も経歴も全部オープン。こうやってオープンにしてるのは、林美佐子が責任を持って書いたものですという覚悟です。
もし、ママの体験談や私のブログを読んで、悩みから解放されるための一歩を踏み出したいと思った方は、相談にいらしてください。お住まいが遠い方は、ぜひ、お近くの助産院や母乳外来を訪ねてみてください。
では、体験談です(^^)
ママが笑顔でいること
2年前に里帰り出産した実家で、藁をも掴む思いで探し当てた、私にとって運命の出逢いが「りんご助産院」でした。
当時、里帰りして2ヶ月程実家で過ごしていました。
出産して入院中、助産師さんにお手伝いしてもらえれば、授乳はどうにか出来ていたのに、退院してからはどうにもこうにも上手くいかず、1週間健診で体重の増えが良くなくミルクを足すように言われ、助産師さんに何度も授乳の仕方や姿勢を教えてもらうも、一人では何故か上手くいかず、そうやって四苦八苦しているうちに時間も経っていました。
母乳も何となく出が悪くなって来たような気がして、「このままじゃダメだ!帰ってから、どこか頼れる母乳外来を見つけないと!」と「りんご助産院」さんにお世話になることを決めたのでした。
初診の時は既に、産後3ヶ月。大体の方が、母乳が起動に乗りつつある(と言われている)時期に、私は「さぁ、改めて頑張るぞ!」とrestartを切る状態だったのです。
ほぼ初めて知る母乳の仕組み、赤ちゃんもママも楽な授乳の姿勢、栄養の話、育児への取り組む気持ちの持ちよう。
「あぁ、妊娠中は誰もが出産へ向けての話しかしてくれなかったし、自分も出産のことばかり気にしていたけど、出産後の話(母乳の事)を妊娠中から知っていれば・・・」と何度思ったことか・・・。
折角素敵な知識を得たのに、頼るのが少し遅すぎたせいか、産後3ヶ月から改めて頑張ってみたものの、ミルクに頼る事が多くなってました。以前より上手に飲んでくれるようになった息子。でも、母乳量はなかなか増える様子が無く、毎回途中で出ない母乳に泣きわめく息子。授乳の時間はもっと幸せな時間のはずなのに、試練の時間でした。
産後5ヶ月になろうとしていた時に私は思い切って「ミルク」に切り替えました。5ヶ月間、自分なりに頑張ってはいましたが、たまに心が折れそうになったり、辛くなることがありました。
これから母乳量を増やそうと考えるとまだ頑張らなきゃいけないのか、この状況はいつまで続くのかなと考えると途方もなく感じ思い詰めることもありました。
と同時に、母乳を飲ませてあげられる素晴らしさも知っていたので、諦めたくない思いもあり、自分の中で凄く葛藤しました。そんな様子を見守っていた主人にも心配をかけていたと思います。
でも、母乳での授乳だけが育児ではないし、この子が成長するにしたがって、これからまだまだ育児は続くし、思い詰めてクヨクヨせず、出来るならニコニコして育児をしたい!だから今は一つの手段としてミルクで育てる!が「私にとって一番」だと言う結論に至りました。
林さんにも自分の気持ちをお話しし、大事なのは、「ママが笑顔で居ること」だと、「えぇんちゃう?」背中を押していただきました。
そう決めてからも、息子の体重チェックと、あらゆる小さな悩みや分からないことを解消しに、主人と息子と3人でりんご助産院へ通い続けました。
そうしてるうちに二人目を授かり、一人目の母乳育児を断念した私は、「今度こそ出来たら母乳育児を!でももし出来なかったら・・・その時はミルクでもいいかなぁ?」と一人目の時より気負わず、肩の力が上手く抜けた心持ちでいました。
二人目も里帰り出産をした私は、今度は早く神戸へ帰り、りんご助産院にお世話になり、一人目の時に教えて頂いた知識をフル活用しました。
「りんご助産院」との出逢いで、沢山得た知識と経験で、二人目を今は母乳だけで育てています。
一人目はほぼミルク育児、二人目は今のところ母乳育児。ミルクと母乳の違いはあっても、子供への愛情は変わりません。
「私の育児」を楽しめているのは、私の育児に何一つ文句を言わず見守りながら協力してくれる主人と「ママが良いなら、えぇんちゃう?」って背中を押して下さる林さんのお陰だと思います。
「りんご助産院」には、訪れると何かをプラスに変換して帰れる素敵な場所です。
何処かで悩んでいるママさんが、一人でも多く「りんご助産院」に出逢えるといいなぁ。