小さな小さな助産院の誕生から
私は34歳で助産師になりました。私の妊娠・出産・育児の中で、たくさんの不安や、困ったこと、苦しかったことがあったので、当時の私が笑顔になりそうな「こんなんあったらいいな〜」をつくろうと思ったのがきっかけでした。
助産師として産科病棟に数年間勤務し、その夢を叶えるべく2012年に「りんご助産院」を開業しました。当時は、良い場所も思いつかず、経済的にも厳しかったので、自宅の一部屋を改造しての誕生でした。そうやって小さな小さな助産院が神戸市垂水区に生まれました♡
少しずつ、変化してきました
開業しても、自宅の一室でやっているので誰の目にも触れることなく、看板やチラシもなく、手作りのHPと、このブログだけで自分の旗を振ってきました。なので「ここに私がいる」ということを知ってもらうまでには、かなり時間がかかりました。最初は、来院してくださる方の人数も少なく、産科の夜勤アルバイトや、神戸市の委託で新生児訪問などを、かけ持ちしていました。
だけども、嬉しいことに紹介などでだんだんと来院してくださる方が増えていって、開業3年目には、アルバイトも全てやめて、助産院オンリーでお仕事をさせてもらえるようになりました。現在では、たくさんのお母さんとの出会いの中で、毎日楽しく、ちょっぴり忙しく、お仕事をさせていただいてます!
私が、心を痛めていること
こんなにたくさんのお母さんに来ていただけるようになったりんご助産院ですが、じつは駐車場がありません。気候が良い時はまだしも、雨の日、雪の日、台風の日、日差しが強い夏も、北風が吹く冬も、お車を停めた場所や、バス停から、赤ちゃんを抱っこしていくらかの距離を歩いて来院していただいてます。「駐車場があればなぁ」と、心を痛めることがしばしばありました。
今後、挑戦したいこと
そして、私にはこれから挑戦したいことがあります!それは「お母さんの学校」をつくることです。
例えば、テニスを始めたければテニススクールがある。英会話を始めたければ英会話スクールがある。料理が上達したければ料理教室がある。どれも、本を読んだりネットで調べたりして、できないわけではありません。でも、やっぱりプロや経験のある人についてもらって習うと、全然モチベーションや上達が違いますよね?仲間もできますよね?
世の中にはたくさんの学校やお教室はあるのに、ありそうでないのが「お母さんの学校」。妊娠・出産・育児、初めての経験で、わからないことだらけで、これで良いのかと常に不安で…。ネットで色々検索しても余計に不安になるばかりで。みんなどうしてるか気になって、変によそと比べちゃたり。必死すぎて楽しむ余裕がなかったり。友達や仲間がいなくて孤独で。でも決して育児に「やーめた!」は通用しない。そんなお母さんのための学校があったら絶対に通うのに!!!私がお母さんになった時からずっと思っていたことです。
私が外来でお話ししてても「もっと早くにそれを知ってたらこんなに悩まなくて済んだのに…」って、お母さんからよく言われます。その度に胸がキュンとしますし、楽しく育児をしていくには仲間づくりもすごく大事だと思います。実際、うちのお茶会で繋がったママ友さん達は、助け合い、励まし合い、高め合い、相互作用で、すごく変化をされます。
だから、つくります!「りんごアカデミー」
だから、りんご助産院の母乳外来に通っていただいてるお母さんも、そうでないお母さんも、集うことができて、たくさんの「学び」「楽しい」「嬉しい」そして、かけがえのない「友情」と「思い出」が生まれる場所「りんごアカデミー」を助産院に盛り込みます!!!妊娠・出産・育児は、もっと楽しくても良いと思うのです!!!
それにふさわしい場所探しを、ずっと続けていました。なかなか難航してしまい「もうヤダ!」「無理かも」と、投げ出しそうになるときも一度や二度ではなかったです。でも、やっと、やっと、その場所が垂水区にみつかりました。ローンの申請も無事通りました(笑)駐車スペースも台数が少ないのですが、敷地内につくることができます。本当に嬉しいです!!!さらに「癒し」「美」「美味しい」を生みだすスペースもあるので楽しみにしておいてください(^^)
これからも、よろしくお願いします!
新しい場所で、たくさんのお母さんの笑顔が咲くことを信じて、これからも精一杯、頑張っていきたいです!今は、私ひとりではなく、いろんな分野からお母さんをサポートしたいという、たくさんの仲間がいるので、チームでワクワクする夢を叶えていこうと思います。これからもよろしくお願いいたします♡
今は設計図の段階ですが、夏の完成を目指して動いています。今後、新しい助産院が出来ていく様子も、ブログでアップしていきたいと思っています!お楽しみに〜*\(^o^)/*
家づくりで夢をカタチにするのを手伝ってくださるトヨタホームの方々です(^^)
このノートにたくさんの夢や希望が書いてあります。弱音や泣き言もたくさん書いています。ここまで来るのに、驚くほどたくさんの方々のチカラをお借りしてきました。色々まわり道をしたかもしれませんが、どれも必要な過程だったと思います。夢に寄り添ってくださった皆様に、心から感謝申し上げます。ここに書いた夢を、どうかどうか叶えられますように…。