朝からふゆみちゃんのブログを読んで、ジーンとしちゃいました。気付いたり、思い出したり、乗り越えたり。色んな葛藤をそばで見てきて知っているだけに余計に。私は、ふゆみちゃんから大事なことをいっぱい教えてもらっていると思ってます。
75歳母を毎朝、抱きしめています | さ、やってみよか
親の病気や老いから逃げてる私
私は母が病気で衰えたり、老いていく姿を見ることが、受け入れられていません。会いに行きたいのに、親のしんどそうな姿とか、オムツとか、いたたまれない気持ちになっちゃって現実を見ることから逃げちゃってます。でも、父や母はいつも変わらない愛情を私に注いでくれて、なんだか胸がギューっと苦しくなります。
先日、こんなことがありました。
用事があって実家に行きました。母はいつものリクライニングチェアに座っていました。母は殆ど目が見えないし、手術で声を失っているし、最近は少し認知症も出てきたのか、コミュニケーションをとるのが、難しくなってきています。「お母さん、来たよー」って母の膝に私の手をそっと手を置きました。
すると、なぜか、母は私を自分の方へ引き寄せて、母の膝の上に私の頭を乗せてくれました。膝枕みたいな感じ。そして優しく頭を撫でてくれました。私はその時、とっても悲しくて悔しいことがあった時でした。ガマンしてたのが、母に伝わっちゃったのかなぁ。
母に優しく撫でられると、もう涙が溢れて止まらなくなっちゃって、めっちゃ泣いてしまったんです。母は驚く様子もなく、ただずっと私の頭を優しく撫で続けてくれました。本当に癒されました。40過ぎの大人がお母さんの膝に顔を埋めて大泣きするなんて、恥ずかしいですよね。でも、素直に母に抱かれると宇宙に抱かれているような、口では表現できないような安心感と愛を感じました。恥ずかしいけど、いくつになってもやっぱり私はお母さんが大好きなんだなぁって。そして、母の無条件の愛情は、自分が前に進むための大きなチカラになるんだということにも気付きました。その後「私は大丈夫だ!」って心から思えたから。
母を抱きしめてみたい
なのに私は、ふゆみちゃんみたいに自分から母を抱きしめることはまだ難しい。大好きな気持ちが屈折しちゃってるから。でも、ふゆみちゃんのブログを読んで、私も母を抱きしめたいって思いました。だけど何だろう?こうやって書いてるだけで涙が出て来てしまう。老いていく、弱くなっていく母を、私はどうしても認められないのかもしれません。いつまでも親に甘えっぱなしの私。
若い時はやんちゃくれて、母が悲しむことをいっぱいしちゃった。悲しむ言葉をいっぱい言ってしまった。でも、だけど、昔も今も、心から大好き。
大好きな両親のためにも、私は幸せな生き方をしようと思う。私が、自分の子どもたちにそれを望んでいるように、両親もきっとそれを望んでいるはずだから。
そして、次に母に会うときは、母を抱きしめてみたいと思う。ちょっとした挑戦。ふゆみちゃんありがとう。