受験生の母
「娘さん受験生?大変でしょう?」と言われても、「何が大変なんだろう?あんまりいつもと変わらないけどなぁ。」と、なんだかピンと来てなかった私ですが、さすがに受験の日は、娘がチカラを出し切れるように祈ったし、合格発表の日は胸がドキドキしました。仕事をしながら何度も何度も時計を気にして、そわそわ。
キッパリ‼︎
中3の間に何度か進路のことで3者面談を行います。最終の面談の日、娘が志望校を先生に言うと先生は眉間に皺を寄せて言いました。「うーーーん、絶対に無理とは言わんけど、試験当日にかなり点数取らな、◯◯高校はキビシイなぁ」先生の言葉に、娘はしばらくうつむいていましたが、顔をあげて「私、やっぱり◯◯高校に行きたいから、◯◯高校を受けます。そのために勉強頑張る!」とキッパリ言いました。
親としては、複雑でした。出来るだけ泣き顔ではなく、笑顔をみたいって思ってしまう。だけども、その反面、嬉しくもありました。「行けるところに行く」ではなく「行きたいところに行く」という選択が出来たこと。
「お母さんは、どうでしょう?それでよろしいですか?」という先生の言葉に、ドキドキしながら「それでお願いします。」と言いました。
不登校
娘は中学2年の1年間、あんまり学校に行っていません。学校に行かない娘に、私は戸惑いました。「どこか悪いんじゃないだろうか?」「こんな調子で社会人としてやっていけるようになるだろうか?」「ちゃんと幸せになれるだろうか?」おかしなもので、なんでここまで考えなあかんねん!っていうところまで考えて、不安になるときがありました。娘と何度も話し合い、娘とケンカをして一緒に泣いた日もありました。
だけど、だんだんと気付いていきました。これは娘の人生にきっと必要なんだ。そして大切な時間なんだ。今の状況を「良くない状態」と勝手に決めつけているのは、私自身であると。
それからは「この時期があったから、こういう今がるんだね!」って言ってる未来を想像して、信じることにしました。娘の人生はきっと、今も未来も最善だから見守っていこう。そうして、自分が勝手に抱いてた不安も少しずつ手放していくことができました。
仕事の合間に一緒にお昼ご飯を食べたり、おしゃべりをしたり、そんな時間を楽しみました。もちろん、思春期の娘とケンカをすることもたくさんありました(笑)一生の思い出に残る時間たちです。
ほんまに幸せすぎる
娘は3年になったとき、自分から「学校に行く」と言って、ほぼ毎日学校に行くようになりました。なぜ学校に行かない時期が存在したのか、そして、なぜ行くようになったのか、正直よくわかりません。娘はお世話になった先生や、大好きな友達に「感謝でいっぱい!」と言いながら笑顔で卒業しました。ただ、その事実があるだけです。
そして、私たち親にも手紙をくれました。そこには、たくさんの想いが書き綴ってありました。最後には「ほんまに幸せすぎる!」って書いてありました。この言葉は私にとって最高に嬉しいものでした。
合格発表
卒業式の2日後に入試。その数日後に合格発表。そわそわする私に娘からの電話。「合格しとったぁーーー‼︎」涙で声にならない声で報告を聞いたときは、私も泣いてしまいました!
色々とあったけど、大切なこと、たくさん気付かせてくれてありがとう!これからも色々とあるだろうけど、まあ、それはそれ。その都度、悩んだり、笑ったりしながらやっていったらイイね!
今回このブログを書くにあたって娘に「ねぇ、2年生の時のことちょっとだけブログに書いていい?」ってきくと、「ぜんぜんイイで。もうそんなん笑い話やもん!」だって(笑)