りんごの思想

卵焼きをめぐって

「ママ!
最近何で弁当に
卵焼きいれてくれへんの?」
空っぽの弁当箱を
流しに持ってきた娘が言った
私「うーん、特に理由はないけどー」
実をいうと、私
ちょっと面倒くさくて
サボってたのだ
ドキッとしたけど軽く流した
ここまでは良かった´д` ;
娘「晩御飯の残り物とか冷凍食品
入れてるだけやんかー!」
私、
虫の居所があまり良くなかった
こともありまして・・・
言い返してしまった!
「そんなん言うんやったら
自分で作ったらいいやん!
毎日作るってどんな感じか
やってみたら?!!!」
と言ったもんだから
娘「なんで、
そんなんせなあかんねん!」
私「弁当くらい自分で作れるやろ!」
ここから縺れて
ヤイヤイなって・・・
最後には
娘「あかりは、ただ
ママの卵焼きが
食べたかっただけやーーー!!」
と捨て台詞を吐いて
プリプリしながら
自分の部屋へこもってしまった
ムカつく!
でも、なんか
妙に心がキュッーとなった
卵焼きが好きなんは
わかってる
でも
「卵焼きを弁当に入れてね」
と素直に言えない性格・・・
夕飯の残りをとっておいて
入れたりすることを
責めるつもりは
きっとなかったと思う
よーし!
明日はめっさ美味しい卵焼きを
作ったる!!!!
次の日
心を込めて卵を焼いた
そして弁当へ(≧∇≦)
そして、その晩
娘がいつものように空の弁当箱を
流しに持ってくる
娘「あんなー今日なー
部活の先生に自慢してん
今日の弁当には
卵焼きがはいっとってん!って」
私「えーそんなん言うたん?
ほんなら?」
娘「そうかーお前は卵焼きが
好きなんか?って言われた~
だから、はい、って言うてん!」
(ものまね口調で)
娘は笑顔。
あー!ほんまに幸せやな
こんな幸せをほったらかして
なんか、いやいや弁当を作ってたな
明日からは娘が食べる姿を
ちょっと想像して作ろう!
そして今日も卵焼き。:+((*′艸`))+:。

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もちろん、これからも
「面倒くせー」
と思う日もあるだろう
まあ、私の場合
それが殆どだろう
それも、いい
素直な気持ちだから
そんな自分を
母親としてどうこうとか
攻めたりする気は
まったくない
ただ
弁当のその先に
表情があるということ
それに改めて
気付けて良かったなーと。
少し思った。
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