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冷え性さん、糖質を摂りすぎてませんか?

冷えは万病のもとって、ホント?

「私、冷え性です。」って自覚されてる方多いですよね。そして自覚がなくても毎日体温を測っていただくと意外に「36℃ない!」いう方も。

冷えは万病のもとってよく言われます。もしも体温が1℃下がるとしたなら…例えば平熱36.5℃と35.5℃を比較すると、免疫力が37%もダウンするそうです。風邪などの感染症にかかりやすくなったり、また、治りにくくなったりするんですね。それだけではなく、基礎代謝が12%程度低下。太りやすい体質になってしまいます。あと、体内で働く酵素の働きが鈍くなってしまいます。

体温が低いということは、カラダの様々な機能がスムーズじゃなくなってしまうんですね。おっぱいが詰まりやすいお母さんも冷え性だと訴える方が多いです。

糖質の摂りすぎではないですか?

冷え症の大きな原因として血糖値がジェットコースターみたいに上がったり下がったりすることがあげられます。ご飯や麺類、パンや甘い物などの「糖質」を食べるとみるみるうちに血糖値が上がります。高血糖な状態はカラダにとって危険なので血糖を下げるためにインシュリンというホルモンを分泌します。そのインシュリンの働きで血糖がビューーーっと下がります。血糖値の降下の最中にカラダは危機を感じるのか、今度はまた「血糖値を上げなくては!」と、自律神経の交感神経が興奮状態になります。そして体の中で糖をつくり出そうとしたり、強い空腹感をご主人様に感じさせて外から糖質を食べさせようとします。そして延々とこの物語は繰り返されるのです。

交感神経が興奮している状態では抹消の毛細血管をギュッと収縮させるので血行が悪化。これが冷え症の原因に。コレ、精神にも作用してイライラっとなったりもします。

ちなみに、3大栄養素のうち、このように血糖値を上げるのは糖質だけで、タンパク質や脂質は血糖値を直接的にはあげません。食べた後でも血糖値は安定しています。もちろん肥満ホルモンと言われるインシュリンに「糖質だよ!集合‼︎」と、号令をかけることもありません。

【コラム】インシュリンは扉を開ける

糖質がカラダに入ったら、呼び出しを受けたインシュリンがお仕事を始めますが、ではいったいどうやって血糖を下げるのか、気になるところです。なぜ、インシュリンが肥満ホルモンと言われるのかも、謎ですよね。

じつは、インシュリンは「ドアマン」なんです。血中にあまり余った糖をじぶんのところへ呼び寄せて、耳もとで囁くのです。「さあ、ここに入って大人しくしておいてね!」そして中性脂肪って表札のあるお家の鍵をガチャリと開けて、「さあ、どうぞどうぞ中へ…」と閉じ込めてしまうのです。こうして、血中の糖質はさばかれていきます。このお家が集まった村のようなものが贅肉ちゃん。贅肉のもとになっているのは、タンパク質でも脂質でもなく、余った糖質なのですね!(美佐子)

あと、糖質を摂ると浮腫みやすくなります。浮腫んで水分ぽちゃぽちゃの皮膚は、濡れた服を纏ってるように、とにかく冷えやすくなります!

そしてもうひとつ、糖質を代謝するのにたくさんのビタミンやミネラル(鉄も含む)を消費するので、食べるときは、しっかりその辺も意識して不足しないように摂っていきましょうね!

タンパク質は足りているか?

冷え症の方の食事内容を聞いていると、糖質が大半を占めて、とにかくタンパク質や脂質が足りないと感じます。

タンパク質をしっかりと摂ると食事誘発性体熱産生が多く、体温が下がりにくいです。また、筋肉が増えることで代謝が上がります。

例えば、お肉をしっかり食べると赤血球のもとになるタンパク質や鉄分が豊富に摂れるので、貧血による酸素運搬能力の低下やエネルギー代謝の低下を阻止します。そうして冷え症の改善に繋がります。

貧血といえば鉄。鉄といえばほうれん草、小松菜っていうイメージがあるかもしれません。でもね、鉄もビタミンも、お肉を食べる方がよっぽど効率よく摂れるんです。もちろんお野菜を摂ることは、食物繊維も豊富だし、とても良いことなんですけどね♡

おわりに

明日から、ものすごく寒くなるそうですね!しっかりとタンパク質や脂質を摂って、ポカポカ冷えないカラダづくりをしましょうね!

おっぱいに関しても、原料になる栄養と、スムーズな循環があってこそ、順調に分泌されるのですもんね(^^)